今年も「マスターズ甲子園」地区大会の季節がやって参りました。まだ肌寒い3月、愛知大会の決勝と3位決定戦が豊橋市民球場で行われ、地元のケーブルテレビ局「ティーズ」で生中継されました。その録画放送が只今 YouTube で視聴出来ます!
「マスターズ甲子園」とは
マスターズ甲子園とは、高校野球にかつて出場した元高校球児たちが阪神甲子園球場を舞台に世代を超えたOBチームを結成し、野球を通しての同窓会を行い、それを生涯スポーツとし発展させて、また次世代の子供たちに野球の素晴らしさを伝えていくことを目的に2004年から毎年開催しているスポーツ大会である。(本年で20回目)
マスターズ甲子園ルール
出場選手とチームについて
・元高校硬式野球部関係者(監督・部長・マネージャー等含む)であること
・大学野球(準硬式含む)社会人野球・プロ野球の現役選手ではないこと
・チームは最低29名でベンチ登録すること
・監督、マネージャー含め最大50名とする
・現役の高校野球指導者が登録する場合は「管轄高野連」に許可を取ること試合方法・時間
・3回までを34歳以下のチームで行う
・4回以降を35歳以上のチームで行う
・4回以降は新たに1番打者から試合を行う
・9イニングもしくは1時間30分で打ち切りとする(延長戦は行わない)投手規定
・34歳以下のイニングでは27歳以上とする
・全て2イニング以内の登板とする用具
・硬式球を使用する。硬式用金属バットもしくは木製バット
・チームで統一された上下野球ユニフォームを着用する
愛産大三河 vs 国府
甲子園出場経験のある二校の対決ですよ。
2回で5点差
打って
走って
追いつきました!
4回以降は35歳以上が登場!
「硬球だからデッドボールが痛過ぎる。次の日もその次の日も仕事に響く」「フライが上がると老眼で白球が見えない(笑)野手が打球を見失って長打になる」「いやいや、ランナーもそんなに走れないから途中でタッチアウトになる」等々…「マスターズあるある」が面白い。
国府高校0B 大谷選手(41歳)
パワーがありそうです!
「これぞマスターズ体型!」
「ベルトが苦しそう(笑)」
解説席も盛り上がっています。
4回から登板の愛産大三河OB、高木投手は47歳とは思えない小気味よいピッチング。毎試合登板するスタミナも健在です。
「代打!俺!」
そして、マスターズの醍醐味!
国府高校ベンチ「代打!俺!」と言って
竹本監督(51歳)打席に入られます!
国府 8 – 16 愛産大三河
時間打ち切り規定により
愛産大三河OBチームが勝利しました!
試合後のインタビュー
竹治 玄造 監督・佐藤 啓(はじめ)元中京テレビアナウンサー
愛産大三河OBチーム監督で校長先生でもいらっしゃいます
竹治先生、おめでとうございます。
ありがとうございます。
OBが一致団結してここまでやってきたんですけど、マスターズですので(仕事等で)皆が集まれたり集まれなかったりで…選手のやりくりが大変な中、愛知大会最終日まで残れたことは非常に嬉しく思っております。
選手はみんな「監督として2回、部長として1回、今度はマスターズで竹治先生を甲子園に連れて行きたい!」と言っていましたよ!
本当にありがたいことで…。ベテランも若手もいい雰囲気で親睦を深めながら毎年やっているので、ずっと長く続けていけたら良いな、と思っております。
ありがとうございました!
かつての甲子園球児も、40歳過ぎたら、お腹も出てくるし老眼にもなる(笑)。
マスターズのみなさん、高校時代の緊張感から解き放たれて現在は正にエンジョイベースボール!満面の笑顔で野球少年に戻っていました。
他県では60歳、70歳のレギュラーもいらっしゃるとか…。
野球って素晴らしいスポーツですね!