先日放送の『ビートたけしのTVタックル』で「空き家問題」に焦点が当てられました。このような人気番組で「空き家問題」が取り上げられるということは、最早全国的な問題なのだと感じています。不動産、解体に関わる弊社でも深く考えさせられる内容でした。
番組では「空き家問題」に焦点を当てる。全国に約900万戸あるとされる空き家は増加の一途をたどり、2038年には5軒に1軒が空き家になるという試算も。今回の調査では、東京・目黒区の中心部や名古屋市の住宅街など、都会の一等地に放置された空き家が次々と明らかになる。総額27億円を超える更地換算の不動産価格、解体費用が比較的安価でも放置される理由など、複雑な仕組みに迫りながら、スタジオで解決策を議論していく。
「建物有り」か「更地」か?
番組内では、東京・名古屋・大阪の空き家が取り上げられていました。名古屋市守山区のケースでは、空き家のままにしておくか?更地にして売却するべきか?という相談でした。
固定資産税だけで見ると「建物有り」の場合「3万円」「更地」にした場合「12万5,000円」… 更地の方が固定資産税が高いという歪な構造もあり、一見、空き家にしておいた方が得な様にも見えます。
「建物有り」の場合
ところが、人が出入りのない空き家を長年放置しておくと、庭もジャングル化し植物の伐採などの費用も掛かります。
また、建物の一部が損壊し、近隣住民や通行人に被害が及んだ時の「賠償責任」等のリスクもあり、固定資産税問題だけでは済まないのです。
「更地」の場合
では、建物を壊して更地にしようとした時に、問題になるのが「解体費用」です。
「解体費用」は年々上がり続けているんです。
何故かと言いますと…
「リサイクル費」「人件費」「燃料費」等が上がっており、今後も上がり続けること予想されます。解体はなるべく早い方が良いですね。
このケースだと、解体費用で「150万円」掛かっても「2,000万円」で売却できる見込みです。スタジオでも「早い方が良いね」とコメンテイターの方が仰っていました。